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2009年8月 9日 (日)

サイモン・ラトル「ブラームス交響曲全集」

1994年10月23日(日),当時近くにあった市川〔市〕文化会館にクレーメルが来るというので,一度聴いておきたいと思い出かけました。エルガーのヴァイオリン協奏曲が演奏されましたが,そのイントロ部分で意外にもグッときてしまいました。その時の指揮者がそれまで全然知らなかったラトルその人でした。以来,ラトルは最も注目の指揮者でありました。BPOの後任としても,実力もあり,将来性も期待できる人ということになると,ラトルが最有力なのだろうと漠然と思っていました。良かった! (千葉県 森田様)

 これは,かつて東芝EMIから無料配付されていたメンバーズニュース「CLASSIC21」のVol.19(1999年10月発行)30頁の「ラトルへの一言」のトップに掲載された文章です。99年6月23日(水)にラトルがベルリン・フィルの新芸術監督に選出されたのを受けて「ラトル号外プレゼント」が企画され,それに応募したときに付したものでした。
 ただ,実際に2002年に芸術監督に就任してからリリースされたものの一部を聴いてみると,どうも技巧に偏りすぎている印象で,これまで少し敬遠していました。

 話を上記の94年10月のコンサートに戻しますと,その後半ではブラームスの交響曲第2番が演奏された(オーケストラは,バーミンガム市交響楽団)のですが,この第1楽章と第4楽章も音がグッと詰まった印象深いものでした。その記憶も残っていたところ,「ブラームス交響曲全集」が発売されることになり,しかもCD3枚にDVDが2枚付いて6000円とのこと。これはいかにもお買い得!。。。買ってしまいました。
 で,感情移入しながら聴きたい人間としてはその意味ではやはり物足りないものの,それを遥かに超えて充実した多様多彩な表現と,ベルリン・フィルの室内楽的でありながらブラームスに相応しい分厚い合奏力とが総合された圧倒的な演奏で,これはきっと一時代を画するアルバムになるでしょう。歳月をかけて共に歩んできたラトルとベルリン・フィルは,こういう方向で発展していくのでしょうね。

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 話は換わって,「法制審議会国際裁判管轄法制部会」から「国際裁判管轄法制に関する中間試案」(http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1030&btnDownload=yes&hdnSeqno=0000055113)が公表され,意見募集されています(http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=300080059&OBJCD=&GROUP=)。
 特に「第8 国際訴訟競合に関する規律」については「甲案」として承認予測説が提案されていますが,部会の第5回(本年2月27日:議事録はhttp://www.moj.go.jp/SHINGI/090227-1-1.pdf)と第9回(同6月19日:議事録はhttp://www.moj.go.jp/SHINGI/090619-1-1.pdf)において裁判官たちの強い危惧が示されていますし,これだけでも何とか回避したいものですが・・・
 本当に,何でもかんでも,現場を無視して拙速に進めていくのですね!!!!!

 まあ,賛否はともかく,意見募集は今月の31日(月)までと,期間は通則法の時の半分くらいしかありませんが,お考えのおありになる方は,意見されてください。

(参考)3月17日(火)「国際裁判管轄研究会報告書に対する批判論文」

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