第5回新司法試験合格発表
ご無沙汰していました。この1年間は授業をしていませんので、授業評価に関する記事は今年はなしです。
ところで、さる9日(木)、今年で5回目になる新司法試験の合格発表があったことは周知のとおりです。元フジテレビアナウンサーの菊間さんについて報道で大きく採り上げられていましたが、知り合いの先生の授業も受講しておられたそうです。
毎年、いろいろと複雑な気分になりますので、今年からは情報の更新のみします(解釈は、ご覧になった方それぞれにお任せします)。個別に、合格者とは喜びを分かち合い、失敗した人とは無念さを共有することにします(今年の問題は、またパッとしないものに戻ってしまいましたね)。
1期(7名) : 06年4名合格、07年3名合格
2期(9名) : 07年6名合格
3期(15名) : 08年7名合格、09年2名合格、10年1名合格
4期(13名) : 09年7名合格、10年2名合格
5期(7名) : 10年2名合格
今、民法(債権法)の改正に向けて法制審議会に部会が設けられていますが、法務省民事局は相変わらずのようですね。この関連で、最新の最重要文献を掲げておきます。ぜひ、お読みになってください。
・加藤雅信「民法典はどこにいくのか-その1 法制審の議論にみる民法典改悪への懸念」、「同-その2 比較法学の憧憬の地、西洋は、日本国民の安住の地か?」法律時報82巻9号86頁、同10号68頁(以上、2010年)。
ちなみに、主体性の欠如、従来の自国法制度・法文化の継承の拒否といった夥しい問題点を抱える立法は、私の知る限りでも、もう長いこと続いています。3つのみ例示して、参照すべき文献のみ掲げておきます。
○平成12年:外国倒産処理手続の承認援助に関する法律
・石黒一憲『国際倒産vs.国際課税-牴触法的考察-』(信山社・2010年)
○平成17年:会社法
・岩原紳作「新会社法の意義と問題点」商事法務1775号(2006年)4頁
○平成18年:法の適用に関する通則法
・石黒一憲『国際私法の危機』(信山社・2004年)
・拙稿「国際私法の現代化における法例10条・12条関連の改正作業の問題点」千葉大学法学論集20巻2号(2005年)93頁
・拙稿「法適用通則法17条(不法行為の一般則)における『結果』の解釈」千葉大学法学論集24巻3・4号(2010年)117頁
司法も巻き込んだ激しい権力闘争の様相ですが、大混乱はまだまだ続きそうですね。
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