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2011年9月

2011年9月29日 (木)

合格者祝賀会(2011)

 今月2回目の3連休の中日である24日(土)に、今年の新司法試験に合格した修了生を祝う会がありました。毎年出席しているのですが、やはり、皆でまとまって成長してきたということが強く印象に残る、ほのぼのとした会でありました。今年もまた、人にドラマあり、ということを強く感じさせられるエピソードもありました。
 在校生も数名来ていましたが、それぞれ自分の来年、再来年の姿をイメージしながら、気持ちを新たにしていたようでした。

 サバティカル中に助けていただいた先生が来てくださったので、国際私法組で二次会をしてはどうかと考え、(大番頭(?)の小野さんは既にお帰りで残念でしたが、)合格者のお一人にその提案をしたところ、法曹会の会長さん・副会長さんを始めとする国際私法組の数名のほか、全部で20名ほどの教員・修了生などがぞろぞろと某居酒屋さんに移動することとなりました。

 国際私法を選択していない学生とはなかなか話す機会がなく、初めてお話しした修了生もいて、楽しく過ごすことができ、ありがたく思いました。その際、ブログの更新をせよ、とのありがたいご指示もありましたので、ちょっと更新しておこうかと思った次第です(ただ、今月の半ば頃に体調を崩してまだ完治していないということもあり、今日になってしまいました)。
 3期の修了生とは、在校生にお話しいただいて打ち上げをして以来ということで、あれから3年、早いものです。お年頃なので、話題がそのような内容にも及ぶところが、微笑ましいというか、我が身を振り返って気恥ずかしいところがあり、といったところでした。

 もう後期授業の開始が目の前で、気合いを入れ直して年末までもたせないといけないということで、簡単ながら、このへんで失礼します。

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 先日、出題趣旨が公表されましたが、「国際関係法(私法系)」については、従来の実務の取扱いをひっくり返してしまうようなことが書かれていました。試験の採点でそのような前提を置けるはずがなく、重大な問題だと思いますので、時間をつくって近いうちに書いておきたいと思っております。

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 福島第一原発の1~3号機の原子炉周辺の温度が 100度を切ったとかの、ほとんど無意味なニュースをNHKが流していると思っていたら、また福島で震度5強の地震が起こり、懲りない面々に、呆れを通り越すこと何十回という感じで、疲労が増すばかりです。

 小出裕章(聞き手 MBSラジオ「たね蒔きジャーナル」)『知りたくないけれど、知っておかねばならない原発の真実』(幻冬舎・2011年)181-200頁に、小出氏が同番組に初登場された3月14日(月)と、15日(火)の緊迫したやりとりが活字化されており、家族を守るためにどう行動すべきかと頭をフル回転させていた当時が、動悸とともに思い出されます。

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2011年9月10日 (土)

第6回新司法試験合格発表

 さる8日(木)、6回目の新司法試験の合格発表がありまして、残念ながら他の道に転進される方もいますが、何とか目標を達成された方もおり、いろいろあって今年もまた特別な年になります(来年は、また深みのない問題に戻ってしまうのですかね?)。
 国際私法組については、以下のとおりです。

 1期(7名) : 06年4名合格、07年3名合格
 2期(9名) : 07年6名合格
 3期(15名) : 08年7名合格、09年2名合格、10年1名合格、11年1名合格
 4期(13名) : 09年7名合格、10年2名合格、11年1名合格
 5期(7名) : 10年2名合格、11年1名合格
 (6期(9名) : 11年3名合格)

 合格者については24日(土)に祝賀会がありますし、そうでなくても修了生の皆さんとは機会を得ていろいろとお話しをしたいと思っています。(が、数も多くなってしまいましたので、どうしたらよいことやら。。。)

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2011年9月 4日 (日)

授業評価(10後・11前)

 今年度は、周囲との日常を可能な限り平穏に過ごしていけるように自分なりに相当気を遣っており、(近未来の東電を被告とする渉外訴訟のことを考えなければ)国際私法の分野で特に採り上げるべき問題もなく、私的な事情ですがブログを更新する気も相当に薄れております。修了生たちは、元気にしていますかね? 夏休み中に、方向転換して(ご結婚され)中学校の英語の先生になられた修了生から綺麗な暑中見舞いをいただいて、ホッとしたりもしておりました。

 昨年度の後期から授業に復帰してほぼ1年経ち、今期もまた授業評価アンケートに対する自己点検のコメントを書く時期がやってきましたので、以前と同じように、前年度後期の分と合わせて記録に残しておきます。

 評価項目が24個あって細かいので、6つある大項目ごとにまとめて示します。なお,大項目の後の青字の数値は私の担当科目に対する評価の平均値,その後の( )内の数値は同じ期間に開講された全科目の平均値です(5段階評価)。

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 「国際私法基礎」(2010年度後期)  アンケート回収数17

 ・授業の設計・実施(質問4~6:計画の事前説明・一致,休講等) 4.92 (4.60)
 ・教育内容(質問7~9:知的刺激,法適用能力,法曹教育) 4.71 (4.64)
 ・教材等(質問10~12:内容,分量,参考文献等) 4.78 (4.58)
 ・教員の教育技術等(質問13~19:話し方,説明,発問,予復習指導等) 4.77 (4.52)
 ・教員の教育態度(質問20~25:情熱,授業準備,対応,公平,親和的等) 4.88 (4.66)
 ・総合評価(質問26・27) 4.88 (4.69)

 1年ぶりの授業だったこともあり、受講者の反応もよかったので、快調に授業ができたように記憶しています(今年は、春からいろいろありましたので、もう何年も前のことのような気もします。単なる老化か?)。それでも、11月から年末にかけて断続的に入試業務等が入りますので、年明け頃には結構疲れてきていたようにも思います(記憶が定かではありません。これも、単なる老化?)。
 それにしても、全科目平均が高いのには、驚きました。
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 「国際私法」(2011年度前期)  アンケート回収数9

 ・授業の設計・実施(質問4~6:計画の事前説明・一致,休講等) 5.00 (4.45)
 ・教育内容(質問7~9:知的刺激,法適用能力,法曹教育) 5.00 (4.47)
 ・教材等(質問10~12:内容,分量,参考文献等) 5.00 (4.46)
 ・教員の教育技術等(質問13~19:話し方,説明,発問,予復習指導等) 5.00 (4.37)
 ・教員の教育態度(質問20~25:情熱,授業準備,対応,公平,親和的等) 5.00 (4.50)
 ・総合評価(質問26・27) 5.00 (4.52)

 自分のことはさておき、近年は、学生たちの教員に対する信頼が厚くなっているように感じます。教員の方も、厳しいことを仰る方もいないわけではないですが、それでも基本的に学生を信頼し、強く期待しているように思います(今年の3年生は、能力だけでなく、人柄も非常によいという印象を、個人的にはもっています)。
 「国際私法」に戻ると、例年そうなのだと思いますが、受講者は、事前に2時間ほど(?)自主ゼミとでも言うのでしょうか、かなり準備をして授業に臨んでいましたので、得るものも多かったのであろうと推測しています。自主的に書記を担当した受講者は、特に、議論の流れを整理して理解する力がついたように思いました。私も、まだまだ穴が多いことを気付かせてもらって、ありがたく思っています。
 「授業自体に問題はなく、国際私法自体に問題がある。」という自由記載がありまして、これはまさに<我が意を得たり>です。ありがとう!
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 国際私法ネタがないのは淋しいので、1点だけ。
 先日、黄軔霆帝塚山大学准教授から、「中国の新しい国際私法について」帝塚山法学22号(2011年)61頁というご論文の抜刷をお送りいただきました。実は、私は人づきあいが悪く、学会に行っても懇親会に出ることはあまりないので、おそらくお話ししたことはないと思います。それはともかく、自分からはなかなか手の出ないテーマですので、よい機会を頂戴しました。
 拝読して、中国の新法が当事者自治を広く採用した点などには疑問を感じますが、多数の在外中国人の存在や香港・マカオ・台湾との関係で、常居所地法の採用は確かに現実的な知恵のように思われますし、反致の否定(9条)や簡潔な規定振りには好感がもてます。また、消費者契約と労働契約についての42条・43条が、「たとえば通則法11条、12条と比較した場合に、極めて簡潔明瞭である点が特徴的であ」り(同論文77頁)、「各弱者保護の規定は簡潔で弱者にとっても理解しやすいように定められて」(同論文84頁)いる点については、(それらの規定内容に完全に賛成というわけではありませんが)率直に敬意を表します。

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 最近読んだ本で勉強になったものを掲げて終わります。

・東谷暁『間違いだらけのTPP-日本は食い物にされる』(朝日新書,2011年)
・小出裕章『原発のウソ』(扶桑社新書,2011年)
・武田邦彦『エネルギーと原発のウソをすべて話そう』(産経新聞出版,2011年)
・上杉隆=烏賀陽弘道『報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪』(幻冬舎新書,2011年)
・中田安彦『日本再占領-「消えた統治能力」と「第三の敗戦」』(成甲書房,2011年)

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