テレビ番組

2008年1月 1日 (火)

謹賀新年

 明けましておめでとうございます。今日は、富士山がくっきりと見える気持ちのよい朝で、新年のごあいさつをいたします。今年は、このような清々しい1年であることを、祈念いたします。いろいろな形で支えていただいている皆様には、この場を借りて厚くお礼申し上げます(小野さんには、特に)。

 昨日は、来年度の時間割編成がようやく一段落して、午後にはゆったり「風林火山」の総集編を観ておりました。本編の1割程度の時間しかないために、感動的なシーンや様々な伏線に欠けているものが多く、評判を聞いて(?)総集編だけ観たかそれに近い方には、本編の魅力のそれこそ1割程度しか伝わっていないのではないかと推測します。例えば、第28回「両雄死す」など1回の全編に重いものが凝集されているわけですので、夏休みにでも全50回を再放送してはいかがかと思います(と書いてもNHKに投書するでもなく、行動が伴いませんが)。
 これに比べると、「ハゲタカ」は丸々6回分を再々放送していて、その圧倒的な充実ぶりを再認識することができましたし、全編がそれなりに頭に入っていながら観るそれぞれのシーンには、改めていろいろな方の「心」が見えて、熱いものがありました。

 昨日は、黒い雲に厚く覆われていたところ、板垣の討ち死にのあたりで日の光がカッーと射し込んできて、さらに今朝の天気を思い重ね、これがまさに今後の象徴であることを願うばかりです。

 今年も、よろしくお付き合いいただきますよう、心よりお願い申し上げます。

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2007年12月12日 (水)

年末のNHKの注目番組

 NHKについては、たまに政治番組に偏向もあるように思いますが、(広告会社が背後に控える)民放には期待し得ない、時代の流れを大きく変える充実した番組もときに放送されますので、(政権には都合が悪いのでしょうが)民営化なんてとんでもないと思っております。

 さて、そのNHKが、年末に立て続いて注目すべき番組を放送するようですので、以下に並べておきます。

1.ワーキングプアⅢ~解決への道~(12月16日(日)午後9時15分~10時34分/総合テレビ)
 昨年7月と12月に放送されて今年度の新聞協会賞を受賞した、ワーキングプアⅠ&Ⅱの再構成アンコール放送が10日(月)の夜にされていましたが、それが照らし出した深刻な問題の解決に役立つかもしれない諸外国の取り組みを紹介するようです(予告編を観て、また病根の英米か!とは思いましたが・・・)。
 これに関しては、10月17日(水)「『絶対』・『相対』」でご紹介した、NHKスペシャル『ワーキングプア』取材班編『ワーキングプア 日本を蝕む病』(ポプラ社・2007年)もお薦めです。これ以上世の中が荒んでは、日本社会がもちません。

2.ハゲタカ(12月22日(土)~24日(月)午後4時~6時予定/総合テレビ)
 イタリア賞受賞記念で再放送とのことです。「ハゲタカ」最終回については、8月25日(土)「血の通った経済を」で、チラッと触れました。いったい、金ころがし自体に、生きがいや働きがいを見出せるのでしょうか???

3.風林火山・総集編(12月31日(月)/午後1時55分~2時53分 第1部~風の巻/3時~3時58分 第2部~林の巻/4時~4時58分 第3部~火の巻/5時~5時58分 第4部~山の巻/総合テレビ)
 テレビ番組についてブログで書くなんて、一昨年には想像もできないことでしたが・・・、1月21日(日)「”復活”大河ドラマ!?」の予感が当たりました!
 名場面が随所にありましたね。その一端については、7月21日(土)「『風林火山』と引き際」で触れました。

 以上、魂のこもった珠玉の作品群です。ぜひご覧いただければ、と思います。

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2007年8月25日 (土)

血の通った経済を

 夏休みもあとわずか。ドイツ語文献などじっくり読める貴重な時期です。しかし、ほんとに短くなってしまって・・・。まともな研究には、時間がかかるんだぞ!(本人の能力不足もあるけれども・・・)

 昨24日(金)夜、「ハゲタカ」最終回を再放送していましたが、ちょうどこの5か月の間に、ずいぶん風向きが変わったように感じます。お金がないと生きていけませんのでお金を軽んじることはできませんが、使い道(あるいは、使う人?)によってお金の意味が全く違うということには、全面的に賛成です。

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<途中追記>
 ちょっと流れが変になってしまいますが、今年春季の東京大学公開講座「グローバリゼイション」の第1日(4月7日(土))に、石黒一憲教授が「グローバリゼイションと法」と題する講演をされていて、それが「東大.TV」でインターネット配信されています(観るのに、多少の手間がかかります)。
 http://todaitv.ep.u-tokyo.ac.jp/podcasts/podcast_04.html
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 話がいったん横に逸れます。
 代理出産の渉外事件についての最高裁決定について、学部の授業のほかに、LS1年生向けの某授業でも扱いました。その際、当事者と法務省との間が上手くいっていないように思われるという話をしたのですが、それに関する具体的な事実が、向井亜紀『家族未満』(小学館・2007年)に書かれています。(拝読して、どうも、代理出産に懐疑的な私のような者は人間味がないと言われているような感じを受けますし、私のような貧乏育ちとは経済的な感覚にずいぶん差があるように思いますが、それはともかく、)法務省の対応はもう少し何とかならないものかという感じを強くもちます。いずれにしても、当事者の心情が率直に吐露されている貴重な文献であり、代理出産に懐疑的な方も一読されてはいかがでしょうか。

 話を戻します。
 財政赤字解消のために緊縮財政政策がとられ続け、しわ寄せが「格差」という形で出てきたのに対して、財政赤字が減るどころか増えているという不条理には、もういい加減にしてもらいたいという人が相当に多くなっているように感じます。ところが、政府は依然として「改革」を続行するのだそうで・・・
 私のような門外漢が書いても全く説得力がないのですが、それでも文献を2点ご紹介しておきます。

1.菊池英博『実感なき景気回復に潜む金融恐慌の罠-このままでは日本の経済システムが崩壊する』(ダイヤモンド社・2007年)
 まず、目次を示します。
第1章 新たな金融恐慌発生のシナリオ-ゆうちょ銀行・かんぽ生命が引き金を引く-
第2章 「構造改革」で弱体化した日本の金融システム
第3章 金融庁による偽装恐慌
第4章 平成金融恐慌を混乱させた市場原理主義者
第5章 歴史に学ぶ金融恐慌の教訓
第6章 新たな金融恐慌を乗り越えるために
 中身は難しいですが、これまでの経緯や歴史がデータとともに示されています。誰がどう、ということも、よく分かります。
 それと、以下のような「ちょっと寄り道」と題するコラムがついています。
・内閣府の経済速報は信用できるか
・UFJ銀行に三度の救済の手を差し伸べた奥田会長
・プロ野球球団まで潰しにかかった金融庁
・マネタリストの理論的欠陥を証明した日本のデフレ
・国民はこんなに痛めつけられている
・「現代経済学」は国民を幸福にできない

2.植草一秀『知られざる真実-勾留地にて-』(イプシロン出版企画・2007年)
 鋭い批判精神をお持ちであるが故に苦渋に満ちた人生を歩ませられている感のある著者が、例の事件の事実関係と、ご自身の専門分野については(事件の遠因である?)某氏らとの具体的な軋轢やあまりに重大すぎる疑惑など(郵政米営化を含む)を、たいへんな覚悟をもって告発するものです。真実は、まさに神のみぞ知る、ですが、多くの方に読まれるべき文献だと思います。中に出てくる「りそな」の関係では、文中で引用されてもいる、山口敦雄『りそなの会計士はなぜ死んだのか』(毎日新聞社・2003年)も、お読みになって損はないし、亡くなられた会計士の方のためにもそう思います。
 小林よしのり『平成攘夷論』といい、吉田松陰の「大和魂」によって自身を鼓舞されるのは、現在がいかに非常事態かということでしょう。

 最後に、あるブログにリンクしておきます。早く多くの方の「洗脳」が解けるといいのですが・・・

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2007年7月21日 (土)

「風林火山」と引き際

 ちょうど半年前に、大河ドラマ”復活”の予感を書き留めておきましたが、その後、武田晴信役の市川亀治郎さんを始め出演者の好演が続き、ずっと引き込まれて観ていました。そして、亀治郎さんの存在感が(話の筋から)やや奇矯さに転じてきたのと対照的に、板垣信方役の千葉真一さんと甘利虎泰役の竜雷太さんの圧倒的な年輪が画面から痛いほどに伝わってきていたところで、ついに先の日曜日(7月15日)「両雄死す」と相成りました(実は、今日の再放送も観てしまったのだが。。。)。

 その前の7日(土)だったと思うのですが、千葉真一さんのインタビュー番組をたまたま観ました。そこで、千葉さんは、「風林火山」について、何と言っても脚本がよく深みがあること、それに触発されてその意図を十分に表現すべく、時間をかけて気持ちを込めて演技されていることなどを具体的に説明され、挿入されるシーンごとに涙を拭っておられました。
 そして、最後に、個人的なことで恐縮だが、と断られたうえで、今回の板垣信方役で俳優「千葉真一」の幕を閉じるという趣旨のことを言われました。驚かれた向きもあるようですが、それまでの千葉さんの話しぶりを観ていて、いかに充実した演技をされてきたかが十分に伝わってきており、まさに有終の美にふさわしいという感じを受けていましたので、見事な引き際だと、さらに感動しました。

 私のような者でも、これで終わりかと思ったことが多少はあり、まあそれなりのことはできたか、と思わないでもなかったのですが、そういうことがあると、やはりその都度きちんとした質のものを残しておかないといけないと思わされます(質より量の風潮が続いていますが、低質のものはどうせ残らないでしょう)。と言っても、もともと怠惰な人間なので、喉元過ぎれば熱さは忘れてしまいますが。
 それと関連して、引き際についても、(まだ早過ぎるのは重々承知しているのですが)漠然とは考えています。この仕事、大学には定年がありますが、研究には定年がありません。ただ、やはりダラダラと仕事を続けるのでなく、これが書けたからもう十分だというようなものを書いて、終止符を打ちたいと思います。そのように生きていけるでしょうか?

 「風林火山」の公式ホームページ、いろんな意味で美しいので、ぜひご覧ください。

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2007年1月21日 (日)

”復活”大河ドラマ!?

 今年のNHK大河ドラマ「風林火山」。。。

 21世紀に入ってからの大河ドラマは、視聴者に媚びている印象を受けたためか、ずっとまともに観ていませんでした。ところが、今年の「風林火山」については、たまたま主役(武田家軍師山本勘助役)の内野聖陽さんのインタビュー番組を事前に観て非常に面白そうだと思ったため、初回からずっと観ています。
 ようやく、本格的な大河ドラマが帰ってきたという印象です。このまま続いてくれるでしょうか? 私が何か書くよりホームページを見ていただいた方が話が早いので、直後にリンクしておきます。

NHK大河ドラマ「風林火山」公式ホームページ

 NHKの「民営化」なんて、許せません!(確信をもって立派な番組を制作し続けていただくことを、心から願っております。)

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